2001年5月25日
今回お出ししたワインの画像です
テッレ・ディ・トゥフィ ビアンコ・ディ・トスカーナ I.G.T99 テルッツィ・エ・プソード
イタリア トスカーナ地方

サン・クゼール・ワイナリー バレル・シャルドネ'99
日本 長野

ラ・モンテッキア メルロー'98 D.O.Cコッリ・エウガネイ
イタリア ベネト地方

サルジェ・デュ・シャトー・グリュオ・ラローズ'96
フランス ボルドー地方メドック地区サンジュリアン村

グラーヒャ・ヒンメルライヒ リースリング シュペートレーゼ'93 J.J.プリュム
ドイツ モーゼル地方

今回は「いつものワイン会スペシャル」の予定でしたが,急遽予定変更となってしまい沢山の方にご迷惑をお掛けしてしまいました事をお詫び申し上げます。
ワインと食事は全面変更となりました。食事は妻の手作りです。
「テッレ・ディ・トゥフィ'99」 ベルナッチャ・サン・ジミニャーノを代表する生産者です。セパージュはベルナッチャ75% ベルメンティーノ15% マルヴァジア10%との事ですがもしかするとシャルドネも使われているかも知れません。ニューヨークの「シェリーレーマン」のベストバイワインです。ライムや桃を思わせる花やかな香りが素晴らしく,飲み応えもあります。何割かは新樽でで熟成されているのでほんのりと蜜のニュアンスも感じさせます。今最高に美味しいけれど,何年か熟成させてみるのも面白いです。マカロニサラダと良い組合せでした。
「サン・クゼール バレル・シャルドネ」 久しぶりに日本のワインの登場です。このワインは当店では取り扱いはありません。ゴールデンウィークに長野に出かけた時,善光寺近くのアンテナショップで試飲して購入したものです。使われている葡萄は全量自社畑のものだそうです。香りはレモンやグレープフルーツを思わせる香りで,飲み口もしっかりしています。ただ,最初のテッレ・ディ・トゥフィの印象が強かったせいか,皆さんの反応は今一でした。ただ時間が経つにしたがって丸みが出てきて,面目躍如です。日本のワインの品質向上を印象づけた素晴らしいワインでした。
「モンテッキア メルロー」 完熟したフルーツの香りが素晴らしいワイン。暑い日はやや冷やしめにして飲むと止まりませんと言う感じです。今回も常温と冷やしめの二通りで試しましたが,冷やしめの方が好評でした。根室缶詰のさんまの蒲焼を使ったピザトーストにまさにピッタリ合いました。予断ですが,ほとんどの方がピザトーストにのっているさんまをアンチョビと勘違いしていました(実は私もそのひとりです…)。このワインは2日目になるとカカオのような香りが出てきました。こうなるとあまり冷やさない方がいいですね。
「サルジェ…」 突如,メドック正統派ワインの登場です。そう言えば当店のワイン会にはここのところメドックのワインはあまり登場していませんでした。久しぶりに飲むフランスのカベルネ。やはりうまいです。直前にデカンタージュして味わいの変化を楽しみました。'96と素晴らしい年のおかげもあるのでしょうが,セカンドワインとは思えない深みを味わう事が出来るワインです。
「グラーヒャ・ヒンメルライヒ」 8年の熟成を経ていますが,今だに若さを保っているワインです。シュペートレーゼではありますが,酸味がしっかりしているので甘味がだれません。かすかに発泡性さえ感じさせてくれます。最後を締めくくるには最適なワインです。
今回はメドックを抜かして,爽やかな果実の味わいを楽しめるワインに重点を置いてセレクトしてみました。


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