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無農薬で栽培された玄米100%で仕込まれ,しかも麹米に一部使われている「赤ヒバリ」は生命力の強い古代米です。よくぞここまでこだわってくださいました。酒造りに詳しい方は「玄米で麹が作れるの?」と言われるかもしれませんが、そこは,玄米を発芽させて,その隙間から麹菌がハゼ込むのです。蔵元がマクロヴィオティックをなさっていて,玄米の生命力を生かした酒を作りたいと言うのが,この酒のきっかけとなりました。 何年か前に蔵を訪れた時に玄米酒を試飲させていただいたことがあります。せっかく無農薬で栽培したお米の生命力を一切削らず、100%生かしたお酒を造りたいというのが開発の動機だと蔵元の寺田啓佐氏が話してくださいました。 玄米は米の外側にある種皮が硬く、このままだと玄米に麹菌の菌糸が入り込むのが困難だそうです。その時は種皮に傷をつけるために、玄米を煎ったそうです。 発想は良いのですが、煎ったために出来上がったお酒にスモークしたような香りがついてしまいました。これははっきり言って頂けませんでした。 他の蔵元でも玄米酒を造っている所がありますが、麹米だけは少し精米をして麹菌がつきやすいようにして仕込んでいるところがほとんどです。 この「むすひ」が商品化されたのは、そんなことがあってから、どれくらい経ってからでしょうか? 今回は麹菌をつきやすくするために、玄米を発芽させました。 発芽することにより、玄米の種皮に傷がつくのです。そして、そこから麹菌の菌糸がお米に食い込んでいくのです。 出来上がったお酒は、生命力を生かすために加熱殺菌も行っていません。濾過も行わず、にごった状態のまま瓶詰しています。 ですからお酒はやんちゃ坊主そのまんまです。 酵母が生きていて発泡性がありますので、開栓する時は慎重の上にも慎重に! 一気に開けると、お酒が吹きます。 味わいは、出荷したては少し甘味がありますが、熟成に従ってドライな味わいに変化していきます。 香りのちょっとした,穀物臭(玄米臭?)がアクセントです。伝統的な清酒をイメージして飲むとかなり違和感を感じるかもしれません。 炭酸ガスの刺激で、爽やかな味わいが楽しめます。 合わせるお料理は、日々のお惣菜。 たとえば、根菜の煮物なんかぴったりですね!根菜の大地の香りと、「むすひ」の香りがすばらしいハーモニーを醸し出してくれます。 ここで、こだわりをひとつ。 「むすひ」の仕込水についてです。 この仕込水は、他の仕込水とは違う水を使います。 なんと、今話題の浄水器「エリクサー」で濾過した水を使っているのです。 しかし、この浄水器には工業用のものがないので、家庭用のものと同じので水を濾過しているそうです。 蔵元いわく、この水で仕込むと、酵母が喜ぶそうです。 とことん、こだわったお酒がこの「むすひ」なのです。 *「むすひ」は生酒ですので、クール宅急便で発送させて頂きます。 クール便代金を別途210円ご負担願います。 「自然に学ぶ酒づくり」の項へ |
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