2000年6月20日ワイン&ディナー
*ロエロ・アルネイズ レ・シート'99 モンキエロ・カルボーネ

*チェルビオーロ・ビアンコ'98 サン・ファビアーノ・カルチナイア

ホワイトアスパラのブランマンジェ

*キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ 「ドン・トマーソ」'97 

ファットリア・レ・コルティー

*コンヴィヴィオ'95 ジョルジョ・レーニ

牛ロースのステーキ 赤ワインソース

*プリニャーノ'79 ファットリア・ディ・ビッビアーニ

フランス産チーズ

デザート

コーヒーまたは紅茶

今回はイタリアワインだけで構成してみました。食前酒としてピエモンテのロエロ・アルネイズを選びました。この日はとても暑く,やや酸味の効いたこのワインはまさに爽やかでのどを潤すのにピッタリでした。ほんのりハーブや木の実を感じさせる風味が,ホワイトアスパラのブランマンジェと上手く寄り添いました。次ぎは,本格的に新樽を使って醸造されたシャルドネです。参加者のお一人が「こんなに美味しいイタリアの白ワインは飲んだことがない!」とおしゃって下さいました。しっかりとコクのある味わいは,余韻も長くブルゴーニュの偉大な白ワインの片鱗をも感じさせてくれます。このあと3本は赤です。「ドン・トマーソ」は今アメリカでとても高く評価されているワインです。まだ若いのでデキャンタージュして,出来るだけ空気に触れさせます。結果的にはこのワインが最も牛ロースのステーキに合いました。若さから来る果実味と,旨味のあるタンニンがステーキにピッタリです。コンヴィヴィオは少し熟成の世界に足を踏み入れてきたかなという感じです。でもまだまだ若いですよ!怒涛のような果実味が押し寄せてきて,牛ロースがたじたじでした。皆さんこれには超驚きです。ほとんどの方が「これは絶対¥10,000以上するよ!」とおっしゃいました。うれしいですね。このコストパフォーマンスはハンパじゃありません。最後のプリニャーノは'79ながらオリはありませんでした。おそらく大樽での熟成を行なっていて,伝統的なタイプです。前者の2本とは全く違う味わいのタイプです。でも,私としては,このタイプのワインでイタリアワインを昔勉強してきたので懐かしいです。そして,大好きです。色は熟成により、かなり薄くなっていますが味わいはしたたかです。かなりきっちりとした構成を持っています。食後のウォッシュチーズと絶妙な相性を見せてくれました。トータルではコンヴィヴィオが好きと言う方が一番多かったです。

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