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ゲオルグ・ブロイヤー(ドイツ ラインガウ地方) *アルボワ プレ・レヴェロン ヴィエイユ・ヴィーニュ'98 松茸のゼリー寄せ *バディア・ディ・モローナ ヴィーニャ・アルタ'96 *シャトー・カノン・ラ・ガフリエール'88 鴨胸肉のコンフィ フランス産チーズ *グラーヒャ・ヒンメルライヒ シュペートレーゼ'82 デザート コーヒーまたは紅茶 |
トップバッターのリューデスハイマーはトロッケン(辛口)仕立てです。ラインガウを代表する辛口リースリングの名手ゲオルグ・ブロイヤーのものです。リースリングの特徴である青リンゴの香りが鮮烈です。爽やかでソフトな飲み口が飽きさせません。ドイツワインは甘いものという考え方を根底から覆す素晴らしい味わいです。二番目のアルボワのシャルドネは以前飲んだ時より閉じた印象でした。しかし果実の濃縮した風味が素晴らしいです。微かに燻した香りが感じられ,松茸ともあいます。ヴィーニャ・アルタ'96は私の大好きなワインです。香り・味わいが素晴らしく濃縮されていますが,ただ濃いだけではなくとてもキメの細かい口当りが魅力的です。旨味ののった鴨胸肉のコンフィともよくあいます。Ch.カノン・ガフリエール'88は12年の熟成を経て,深い複雑な香りが飲み手を魅了します。皆さん香りを嗅いで沈黙してしまいました。飲み口はベルベット。咽喉もとを絡み付くようにすべり落ちていきます。皆さんコンフィとそれぞれ合わせて楽しまれています。'82グラーヒャ・ヒンメルライヒ シュペートレーゼ'82J.Jプリュムは熟成の世界が満喫できます。甘味が枯れてきていてスペートレーゼの割りにはあっさりと飲めます。18年という時を感じさせてくれる味わいが楽しめました。 |
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